アダルトコンテンツが含まれます。
18歳以上ですか?
- 文字サイズ:
- 行間:
- 背景色:
-
美咲の気持ち
-
「う、うっ」
「起きた?美咲」
「おはよう、隆」
頭がボートして何も考えられない。
「美咲、昨日のこと覚えてる?」
「きの、う。あっ」
ボーっとしていた頭が嘘のように
昨日のことを思い出した。
「雅人はどこにいるの?」
「もう外国人に買われて
いるだろうね」
「えっ、もう会えない、の」
目の前が絶望で広がった。
「そうかもしれないね。
美咲は俺のものだから
あいつがいなくても
いいでしょ」
「そ、んな・・やっ、触らないでっ」
隆は美咲の頬を触ろうとしたが
手を叩かれてしまった。
「ご、ごめんなさ「どうして俺
のものにならないんだ!」
「え、それは」
雅人が好きだから、と言おうとした時
涙を流している隆を見て、胸が痛くなった。
(僕が守ってあげたい。側にいたい)
美咲にある感情の変化が起きていた。
(僕が好きなのは、雅人じゃない?)
自分の気持ちが分からなくなった。
現在の設定
文字サイズ
行間
背景色
×
29 / 42