アダルトコンテンツが含まれます。
18歳以上ですか?
- 文字サイズ:
- 行間:
- 背景色:
-
裸の少年。
-
春もうららか、引っ越しの季節。
上京やらなんやらで、この時期は仕事がやけに多い。
「おーい!今日はこれ終わったら上がっていいぞー!」
トラックの荷台から荷物を下ろしている先輩が、階段をおりて来る俺に声をかけた。
「はいっ!」
肉体労働は、金になるので頑張る。
大学生にしては儲かるバイトだからな。
先輩から荷物を受け取ったら、後はハンコもらって、先輩に渡して、俺はこの配達先から徒歩20分の自分ちに直帰。
今日はいつもより配達先が多く、最後の家が自分ちから近いのもあって先輩が気を使ってくれた。
ありがたいです。
階段を登り荷物を運ぶ。
荷物を渡してハンコを貰い、戻ろうとしたその時…。
奥のドアが開き勢いよく誰かが飛び出して来た。俺は急過ぎてどうすることも出来ず、飛び出して来た人とぶつかった。
「だ、大丈夫です…か…?」
ほとんど一瞬の出来事だったので良くわからなかったが、自分より華奢で細く白い、はじき返されてしまい倒れこんだ人は、下着すら着ていない男の子だった。
慌てて手を差し伸べる。
すると、彼は折れそうな程細い白い手を弱々しくあげて俺の手を取り立ち上がった。
現在の設定
文字サイズ
行間
背景色
×
1 / 87