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愛らしい少年。
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あ、でもなんかこれって…で、デートみたいだな…。
やべ。意識したら誘いづらくなった。
「浩太さん?」
風呂から上がり着替えて出てくると、梓はタオルを服が濡れないように首にかけながら俺の前に座る。
俺は、とくに驚くこともなく、もう習慣とも言えるか、梓の髪を拭いていた。
梓は、例のあの日以来、少し変わった。
変わったといっても悪い意味とかではなく、心を前よりも開いてくれているような…。
ここは意を決して誘ってみよう。
「なあ、梓、今度の日曜お前の洋服を買いに行こうと思って、一緒に行かないか?」
「…っ!い、行く!行きますっ!」
髪を拭いている途中、ばっと勢いよく振り返る。
「冷たっ」
その勢いで、髪についていた水滴が少し顔にはねた。
「あ、すみませ…っ」
おどおどとしながら謝ってくる様は愛らしくて、ついつい笑みをこぼしてしまう。
「大丈夫」
笑いながらそう言って梓の頭をポンポンと撫でる。
すると梓は、へへっと顔をほころばせて笑った。
正直ムラムラしてしまう。
が、手は出せん。
実は梓にキスしたのも、あの日が最後だ。
まず、告白すらしてないのにちょっと感情任せにしすぎた。
せっかく最近は前よりも心を開いてくれているんだ。下手なことはできない。
…できないんだけど…。
梓はそのまま前に向き変えるどころか首に腕を回し抱きついてくる。
そして顔をすり寄せてくる…。
すごく最近梓は甘えてくるようになった。
これはちょいと拷問ですよ。
え、何俺神様になんか試されてるの?
梓くん実は天使じゃなくて子悪魔?小悪魔だったの?
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