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「今日は読書日和だなぁ…」
木枠の窓越しに空を見上げ、呟いた。雲1つない快晴に、感嘆のため息を漏らす。
こういう天気の良い日は読書に限る。窓際で太陽の光を浴びながら、心地好い暖かさを感じて本を読む。こんなに幸せなことなんか無い。
ポケットに常備しているチョコを口内で転がしながら、今はまっている作家さんの最新作を読み進めていると、カランカラン、と扉についている小さい鐘が鳴った。
慌ててその本に栞を挟み、扉の方へ顔を向ける。
「いらっしゃーー」
扉から顔を出した人物に息を呑んだ。
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