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action③
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ぞ、ゾワゾワする……。しかもどんどん上に手が滑ってきて…………
ふにっ
「ん"ん!!??」
息子を……掴んだ!?
息子をさすりながら圭吾さんは笑みを浮かべた
「はは、輝勃ってる。興奮しちゃった?」
「こ、この…へ…」
「ん?なn…
「この変態野郎ーーー!!!!!!!」
「ぐはぁっっ!」
思わず手が出てしまった。
恥ずかしさと驚きとで頭がパンクしそうだ。
圭吾さん触られて…あんなえっちな声で囁かれて……
そんなふうにされて、俺の息子も反応せざるおえなかったのだ。
「いてて…力強いパンチだったな……」
拳を構えたまま動けずにいる俺の前に派手に転がった圭吾さんが頬をさすりながら身体を起こした。
「あっ、あんた!いきなり何なんだ!」
「いやはは…あまりにも輝が可愛くて、ついつい手が出ちゃって」
何がついついだ!!そんな軽い気持ちで……!
「俺は……ファーストキスだったんだぞ…!それをそんな、ついついって…」
ぽろっと頬に滴が滑った。
「あ、れ…俺何で泣いて…」
恥ずかしいし、驚いたし、なんでか悲しい。
ずっと昔に枯れたはずの涙が溢れてきて、止め方が分からなくなってしまった。
「ごめんなさっ…泣くつもりなくて、止め方分からなくて……。すぐ止めるから……」
「ごめん、いいよ輝。」
流れた涙を圭吾さんが拭う。
「怖がらせてごめん。でも俺、輝に伝えておきたいことがあるんだ。聞いてくれる?」
「伝えたいこと…?」
前を向くと真剣な瞳と目が合った。黒い所に、みっともない泣き顔の俺が映っているのが見えた。
「俺、
輝の事が好きだ。」
「えっ、」
………………なんて??
「それは家族としての好きでは」
「こんなことした後に、その好きはないでしょ。恋愛感情だよ。」
「は、はぇ……。」
圭吾さんが俺の事を好き。
この短い間に、何でそう思ったのか分からない。しかも、こんなすごい人が平凡で年下の男子高校生を…?
ぐるぐると考えていると眉間をつままれた。
「輝眉間にしわ寄りすぎ。まあ戸惑うのは仕方ないよね。」
そういって優しく笑うけど、どこかいつもと雰囲気が違うような……?
「す、すみませんっ!俺、今圭吾さんの気持ちに答えることは出来ないです……。」
全力で頭を下げた。
優しくしてくれた人に好意を寄せられるのは嬉しいけれど、その気持ちには答えられない。
というか俺そっち系じゃないし。
下げた頭の上からはぁ……とため息が聞こえた。
き、嫌われた…かな。
「こうなるって分かってたよ。大丈夫。でも…今は出来ないって事は、今後どうなるか分からないよね?」
「んえ??」
思わず抜けた声が出てしまった。
何 を 言 っ て い る ん だ こ の ひ と は ?
「決めた!
この3ヶ月の期間内に、輝を絶対落とす。」
優しいお兄さんの顔ではなく、少年のように笑う圭吾さん。
「覚悟しといて。」
状況についてけてないの……俺だけ?
どうしよう…怒涛の展開すぎて理解が追いつかない…けど、圭吾さんの目で、本気なのは分かる。
俺、どうなっちゃうんだろ……
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