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しかし、複数の人間に抑えつけられ、暴れるたびに蹴りをいれられ逃れようがないのだ。
「いやぁっ!亘っ!助けてぇ」
「なんだ、亘ってこいつか?あの実習生の」
佐々木が雪斗のズボンからスマートフォンを取り出した。
待ち受け画面で亘が笑っている。
「それになんだ。このダサいやつ」
スマートフォンにつけた亘と分けあったハートのかけらを手にとった。
「やめろっ!触るなっ!」
「へぇっ、お前、あの実習生と出来てたんだ。やっぱり男じゃなかったんだな」
亘との宝を彼らに汚されてしまうのが、酷く悔しかった。
「やめろっ!何かしたら殺してやるからな!」
強気で歯向かう雪斗の頬を激しく打ちつけ、佐々木は口にタオルを詰め込んだ。
「ずいぶんと生意気な口を叩くじゃないか。まあいいや。そんなこと言えなくしてやるよ。肉便器としてな」
「俺、もう待ちきれねえよ。早くやろうぜ」
雪斗の脚を抑えていた男子のものを尻にあてがわれた。
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