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先輩と僕
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ぼくは生まれつき体が強くなかった。
よく風邪で寝込む事もあった。
小学生の時1年の3分の1は休んでいる事が多くなった。
中学生になったら少しはマシになり休む回復は明らかに減った。
そして高校に入学したある日…
先輩に出会ったんだ。
僕は外の空気が吸いたくて屋上に上がった。
そうしたら先客がいた。
その人は僕と目が合うと微笑んで手招きしてくれた。
「こんにちわ。君もサボり?」
「いえ、ちょっと外の空気を…ってサボりですね笑」
これが僕と先輩の初めての会話。
「あ、俺2年の柳田 裕也君は?」
「僕は1年の七瀬 永遠です」
「うん。永遠君ねよろしく」
「はい。柳田先輩」
それからだった。
僕と先輩は屋上で会ってよく話した。
その頃からだった。
もう大丈夫だと思っていたはずの発作が出て来た。
僕は数日間学校を休む羽目になった。
(先輩の連絡先聞いてない…)
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