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予定を立てようか
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僕達はいつものお決まりの場所の屋上に来ていた。
「それで?永遠君はどこに行きたいの?」
「んーそうですね。あ、遊園地行きたいです!!」
「遊園地?」
「ダメですか?」
「ダメじゃないよ。永遠君が勝ったんだから好きな所行こ?」
「わーい!!」
実は遊園地は久しぶりだった。
昔昔に数えるくらいだけど両親に連れて行ってもらった。
年を重ねるにつれて行こ?と言って約束しても
“ごめん。仕事が出来た。この埋め合わせは必ずするから”
で済まされる。
これで僕が何回も何回も我慢した事なんて知らないんだろうね。
でも今となってはもうどうでもいい。
だって振られると思うけど好きな人と行ける遊園地だもん。とっても楽しみ。
「永遠君ってさ、夏休みどうするの?」
「あー決めてないですね。多分家で宿題をぱぱっと終わらせてダラダラしてるんじゃないですかね?」
「じゃあさそこに俺と遊ぶっていう予定入れといてよ」
「!!!わかりました」
そういうと先輩は満足そうに笑った。
え、もしもだけどさ、僕告白して振られるとするじゃん?
この約束どうなるの?
きっとこの優しい先輩の事だから嫌々でも来てくれるんだろうな。
自分が誘った手前下手に断れないって感じかな?
えーそれはなんかそれで悲しいな・・・
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