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波瑠
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タクシーの中で寝てしまったらしく、心地よい眠りの中を目覚めてびっくりしたのは、先生の自宅というマンション
さすがお金持ち学校は先生の給料も高いのかと分かる高級マンションだ。
首が痛くなるほどの高さ、ホテルのような入口…… 先生は慣れてるからそのままエントランスへ、俺は何をするのも呼ばれるまで動けない
エレベーターの中でも、何か話をしなくちゃとは思うけど、最初にかける言葉が分からない。自分から何かをするやり方を知らないから、ずっと背中を見続けていた。
( 身長高くて細い感じがしたけど、背中大きいなぁ。大人だから父ちゃんの背中を見ても、何だろう… 違う感じがする )
そんなことを考えれば、エレベーターが到着。
ボーとしてるから閉まる直前に慌てて降りてまた後ろからついていく。
鍵を開け、靴を脱ぎ部屋の中へ入っていく先生……
俺は・・・俺は、どうすれば…… 本当にこのまま入っていいのだろうか。靴を脱げずにただ立っているだけ
『 命令だ、入りなさい 』
先生の命令が聞こえた。身体は条件反射のように靴を脱いで中へと動く。
ソファに座らされて、部屋を見渡すも飾りっ気のないシンプルな部屋。ホコリなどない綺麗な部屋だから彼女さんが来て掃除してるんだろう
( 俺は、邪魔にならないのかな? )
きっと彼女も来るだろうに俺居たらダメなんじゃないのかと色々と考えてれば。ドアの開く音がした。
足音が聞こえるほうを見て、固まる。だっていつもと違う雰囲気すぎて。
学校は、スーツに白衣とか着てるし髪とかもキッチリしてるからなんだか知らない人を見てるみたいだ。
思わず顔をそらしたら、先生の顔がドアップにある
近い・・・・近い・・・
何で顔をそらしたか教えてとか言ってくるし、言えるわけない。雰囲気が違うから知らない人見たい…… なんて
でも、先生機嫌が悪くなるわけでもなく笑っていた。
そのまま、呼び名まで命令してきて
悪魔だ・・・悪魔で十分だ。
誰が呼ぶか 『 ご主人様なんて 』とは声に出せないので心で叫ぶ。
俺はそれが今出来る精一杯の反撃だ。小さいけど
こんなんで、一緒に生活なんて出来るのかな
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