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部屋の掃除や報告書をまとめながら、
顧客対応をさせた八神には悪いくらい自堕落な連休を俺は過ごした
ベランダ越しに沈む夕陽を眺め、煙草をふかし
ウィスキーグラスの中で氷がひび割れる音を聞き
あぐらをかいていた俺は足を伸ばして床に背をつけた
それはよくある週末の出来事
鈴鹿と出会うまでの
そこにまだあの男の何かが残っていないかと、鈴鹿の部屋に置き忘れていたパーカーを着てみたが
そんなものありはしない
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