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声が出た
鈴鹿が中に入ってくる
体の方が意外にスムーズに受け入れ俺は俺に嫉妬した
「課長ぉ…ッ、」
快感は水溜まりに落ちた水滴のように、次第に大きき深く波紋となり全身に広がっていく
どれだけ鈴鹿は俺の体を開発したのだろう、
最初に感じた怖さがすっかり蕩け、繋がった熱とそこから脳にまで響く快感しか感じない
鈴鹿の手が俺の頬に添えられた
「そういう顔をするんだな、」
あれだけ
何度も体を繋げてきたのに初めて見る俺の顔に鈴鹿が微笑み
その顔で俺は精神的にイきそうになった
大丈夫か、と聞かれ馬鹿みたいに何度も頷くと鈴鹿がゆっくりと腰を動かした
肉を持っていかれるように引き出され
また深いところへ入ってくる
肉の摩擦がもたらす快感に羞恥を失うほど声がとめどなく溢れ、
俺の脚は鈴鹿の胴に絡み、爪先がヒクついた
腰の奥で爆発的に膨らんだ何かから逃れようとして背中を軋ませ、
結局鈴鹿から逃げ切れず
追い付かれ脳内で炸裂した
それは長く、激しい衝撃と鈴鹿に包まれているような錯覚を与える
無意識に握っていたペニスも掌で射精しており、ぬるりとした感触だけで体が震えた
自分で制御抑制ができず半ば無理矢理与えられる快感と
しがみつく事のできる肉体が、
自慰とは違う快楽の存在を俺に教えた
真狩、と呼ぶ声にさえ震え、鈴鹿が腑抜けた俺の腰を支え
上体が持ち上がる反動で俺は鈴鹿にまたしがみつく格好になった
座った鈴鹿の腰に跨がる
乱れた髪と軽く開いた唇、上向いた角度に惹き寄せられ
唇を合わせた
鎖骨から胸をなぞる、その滑らかな筋肉の感触
実務重視色気ゼロの作業服の下の、この肉体を俺はどれだけ妄想したか
唇が離れると俺はきっと蕩けた顔をしていたに違いない
鈴鹿が俺の両腿を抱え、正面から突き上げられる
同じ同性としてこいつの体力には恐れ入った
それと、
性欲も
熱く潤んだそこをまた責められると疼きが目眩のような快感となり、広がる
まずい、これアレだ
またイきそう
「あんた、やっぱり、」
突き上げに耐えながら
「た、だの、
スケベじゃねえか」
ま、俺もだが
初めて会った時
前の職場と違う規模も建家も大きな会社に就職できた俺の緊張を鈴鹿は察していたのだろうか
あの時の笑顔は
学校出立てでも無く、この会社では素人と言う中途半端な俺に
鈴鹿は色々と気を使ってくれていた
もう、
いつからこの男を好きになっていたかなんて自分でも分からねえ
「課長…」
今の時間が終わらなければいい、なんて子供っぽいことを
ガチで願う
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