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(続)
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「っわ…」
いきなりのことで片手に掛けていた体重の行き所が無くなり、中也は咄嗟に反対の腕で前のめりになりながら体重を支える。
「素敵帽子君…………好きだよ…………」
中也が手をついた瞬間に耳に飛び込んできたその言葉は 中也の頭を掻き乱し正常な判断を妨げるのには十分過ぎるものだった。
気付くと、中也は乱歩を押し倒し 跨がっていた。
段々と近づく顔と顔。
(あれ、俺、何して…)
そして、重なる唇。
(温かい………)
中也は、その温かさを味わう様に、何度も角度を変え唇を合わせる。
「っは…待って…苦し…っ………」
乱歩が声を出す。
中也は、声が出たその口の隙間から舌を滑り込ませ乱歩の口内へ侵入した。
部屋に水音が響く。
中也が乱歩の舌に自身の舌を絡ませると、乱歩の目から生理的な涙が流れた。
中也は唇を離し頬に流れるその涙を舌で舐めとると、顔を離し乱歩を見た。
高揚する様に真っ赤に赤面した顔。
中也は息の荒い乱歩の首筋へ顔を埋めながら服をはだけさせた。
乱歩の肌が露わになると、中也は酸素を求めて上下に激しく動く胸板へ舌を這わせる。
「っ…は……」
乱歩の声に熱が帯び始めた。
中也は体制を起こすと、着ていたTシャツを脱ぎ捨て、もう一度激しく乱歩の唇を貪った。
そして、手を下へと移動させていく……
「なんだ…もう勃ってんのか」
中也が言うと、乱歩の目に涙が浮かんだ。
それは恥ずかしさからくるものなのか、生理的なものなのかは中也には分からなかったが 、背徳感から 中也の加虐心が心の奥で激しく疼いた。
中也は、服の上から乱歩の …服の下で熱くなっているものをやわやわと握る。
すると、乱歩の体がびくっと可愛らしく揺れた。
そんな乱歩に中也は
「お前…恥ずかしくないのか?
こんなにここグチャグチャにして……」
と、さらなる言葉責めで辱める。
「君の、せい…でしょ。」
乱歩が震える弱々しい声で中也を睨む。
すると、中也の背筋に快感にもよく似た何かが通り抜けた。
「そんなこと言って…そんな顔真っ赤にさせて涙浮かべた目でいくら睨まれてもなァ…
…と、お前、此の儘じゃあ服…汚れるぞ?
………何か、言う事 あるんじゃないか……?」
中也が試すような口調で諭すと、乱歩は益々目に涙を溜め、唇をギュッと噛み締めた。
「ひぅ……っ!」
突如、乱歩の口から甲高く甘い声が漏れる。
中也が乱歩のモノを服の上から扱いたのだ。
「早く言わねェと服 もう着れなくなるぞ……?」
中也は、乱歩の耳元で囁き 其の儘乱歩の耳に舌を差し込む。
乱歩は、頭の中を直接舐められている様な激しい水音に身を震わせながら、弱々しい声で言った。
「………が…せて……」
「あァ?……聞こえねェな。」
中也の手の動きが激しくなる。
「あ…ま、って…言ぅ…ちゃんと…っぅ…」
乱歩は、目をキツく瞑り、再度呼吸を整え 言った。
「ぬが…せて…ください…」
乱歩が言い終わるか終わらないかのうちに、中也は乱歩のベルトに手をかけた。
そして、ゆっくり、焦らしながら服を脱がせていく。
そして、ゆっくり時間を掛けて乱歩の下半身が外気に晒された。
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