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真愛 ~episode 3~ (バスわと)
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-バステン side-
朝、目が覚めると家にわとさんはいなかった。
珍しく、置き手紙もなかった。
どこに行ったんだろう?
今日は、1ヶ月記念日なのに...
しかも何か、変な胸騒ぎがするような...
わとさんが心配になってきた...
俺は急いで、身支度をして外に出た。
。・*・:^( 'Θ' )^:・*・。。・*・:^( 'Θ' )^:・*・。。・*・:^( 'Θ' )^:・*・。
拠点から近くの商店街。
まぁまぁ朝は早いのに、人はたくさんいた。
バス 「どこから探し始めようか...」
俺がわとさんの行きそうな場所を考えながら、スタスタ歩いていた時だった。
わと 「や、やめ、ろよっ!!」
「なーに感じちゃってんの〜?w」
...微かにだが、わとさんの声が聞こえた気がした。
いや...聞こえる。絶対近くにいる。
何されてるんだろう...
もしかして...
変な人に襲われてたり...なんて事はないと信じたい。
商店街から裏道に抜けていくと、わとさんと知らない人たちの声が段々と大きくなっていく。
これはやっぱり何かされてるのかも...
声が大きくなるに連れ、不安も高まってくる。
声がはっきり聞こえるようになって、十字に別れた道の曲がり角を曲がると...
わとさんは手首を縛られて、服もはだけている状態になっていた。
そしてきっとわとさんも知らないその男たちはみんな、わとさんの肌を撫でたり、わとさんのモノをしごいたりしていた。
それを見た瞬間、底知れぬ怒りがふつふつと湧き上がってきた。
俺が出ていって出来る事があるのかは分からないけれど、ここで見てるだけってのはとても悔しい。
何より彼らを許せない。
そこで俺は、思い切って声をかけることにした。
バス 「ちょっと君たち、何してるのかな?」
俺を見るなり、わとさんは驚いていた。
今にも涙が溢れ出しそうな潤んだ瞳で...
「...何だよ、おめぇはよぉー!」
睨みつけてくる男たちの1人が俺に殴りかかろうとしてきた。
反射的に掴んだその拳は、わなわな震えていた。
それから俺は、少しの悪戯心を込めて言った。
バス 「何って... 俺もこの子で遊びたいだけですよ♪」
俺がそう言った瞬間、わとさんの瞳から涙がこぼれ始めた。
ごめんね、わとさん...
でも絶対、助け出すから...!!
「...お前も、コイツを...?」
バス 「はい、そうです!」
心にもない事を言う俺に、わとさんはまだ驚いたままだった。
少しずつ顔色も悪くなっていく。
これは早く助け出さないと... (半分は自分のせい...)
俺はゆっくりとわとさんの方に歩き出した。
わとさんの指も口も小さく震えている。
わと 「...こ、来ないで...」
声も弱々しい程に震えていた。
やがてわとさんの前に行くと、俺はその場にしゃがんだ。
そして声には出さずに... 「大丈夫。」と言った。
わとさんに伝わったかな?
わとさんを少しでも安心させる事ができたかな?
そして俺は立ち上がった。
わとさんを背にして、男たちを目の前にして。
そして今度は、できるだけ迫力を込めて言ってみた。
バス 「...誰が君たちと遊ぶって言いました?」
男たちの眼光は鋭くなっていた。
はぁ... 俺、こういうの慣れてないんだけどなぁ...
さて、これからどうしようかな?
To be continued ...
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