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俺のカイト
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最初は、興味本位だった。
「……初めまして…?」
目を覚ました青い男。
その透き通った声に、一瞬目を見開く。
コイツ、アンドロイドだよな?
人間そっくり…ていうか人間そのものだろ…。
そのぐらい、カイトは綺麗だった。
「俺、カイトです。貴方は……マスター、ですか?」
「あ……あぁ」
このときから、黒滝の隣にはカイトが居るようになった。
マスターの呼ばれ方には、あまり慣れないけど…。
無邪気に慕ってくる奴が居て、悪い気はしない。
それから黒滝は、何度かカイトに歌わせてみたりもした。
でも、やっぱり思い出してしまう
バンドのことを。
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