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「っ…、がっつきやがって…」
痺れを切らした声は指を引き抜き、歯で袋を切り破りコンドームを着けると性急に熱く昂ったモノを後孔に押し当て中へと侵入した。
「んぁ…ッぁあああ──!」
「これで満足かよ」
決して乱暴じゃないけど、荒々しい彼に雄の本能を感じでゾクゾクと背筋が震えが来る。
「あぁッ、イイ…!すご…い…っ、もう出そう…!」
「いいぜ、イケよ。ただし触らずにな?お前みたいなビッチなら楽勝だろ」
どこまでも上から目線で人を見下す口調に少しだけ慣れてきたオレは、逆にこんな態度の彼を心の中で嘲笑った。
"そのビッチ相手に欲情して股間を固くしてんのは誰だよ?"って。
こういうのも、なんだか楽しいかもしれない。
「ッあ!そこっ、もっと突いて…!んッ、イイ…!イク……っ、出るよ?ちゃんと見てて…ッ」
「ああ、見ててやる」
初めての夜ですらオレのモノを見ても萎えたりせず平気そうだった彼に、今夜はもっと刺激の強いものを見せてやろうと思った。
それで引くならそれまでの人。今後会うことはないだろう。
「うぁ…ッあッあぁ…っ!!」
「…ッ」
行き詰まっていた快楽が一気に外へ出る。
それは男にとって最大の快楽を得る瞬間で、オレにとっても例外じゃない。
頭の中で何かが弾け、強烈に押し寄せた愉悦の波に繋がりをもった場所が勝手に彼を締め付ける。
そして彼も気持ちよさそうだ。
だって時折、少し辛そうに息を詰めるのが聴こえてくる。
その顔を見てやろうと思ったオレは、まだ自分の吐精も終わらない内に視線を上げて息を飲んだ。
「っ──」
「気持ち良かったか?今度は俺の番だな」
外で見た時の冷たい印象の瞳は消え、今の彼は情欲に妖しくギラついた暴君のような雄の印象を与える。
その時、オレの胸の中を何かがストンッと落ちてきた気がした。
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