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友達から始めましょうか? 4(創side)
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しまった、寝過ごしてしまった。一応眠る直前に5限目が終わる5分前にアラームが鳴るように設定したのだけれど、結局目が覚めたのは6限目開始のチャイムがなってからだった。
急いで教室に向かい、ロッカーから久しぶりに見るジャージ取り出す。
特に隠すものもないのでササッと着替えてしまって駆け足でグラウンドに向かった。準備運動には丁度良い。
当然だがもう授業は始まっていて、皆それぞれ仲の良い友人と自分たちの世界を形成してしまっていて俺の存在には気づいていないらしい。
だが、1人だけその世界を作りそこねている奴が居るではないか。見間違えるはずがない、聖夜だ。
他のクラスメイトのかとははっきり言って初めてみた人がほとんど…というか、全員顔も名前も知らない。それほど学校に、クラスに来ていないということなのだろう。
『聖夜っ!』
いつも聖夜がしてくれるように笑顔で手を振りそちらに向かう。
多分これはあれだ、2人組とか3人組を作らなくてはいけないのだけれど奇数だった為聖夜が1人残されていた、という感じだろう。
ということは、だ。つまり聖夜と組む相手は俺だということ。そう間違いないはず。
周りは何やらざわついているが、そんなこと構ってやる必要はない。そんなことよりも、授業にちゃんと来たから聖夜は褒めてくれるだろうか。
きっと、いやぜったい褒めてくれる。そして期待通り聖夜が柔らかな笑みを浮かべて口を開けて…だが、教師がピピーッと笛を鳴らす。
思わず睨んでしまった。
せっかく聖夜が褒めてくれると思ったのに富んだ邪魔が入ったものだ。
結局話をする時間もないまま教師の指示によって走る順番を決めて全般はもうスタート位置に着くようにと言われてしまう。
よし、ここは良いところを見せて好感度アップを狙おう。なんだか燃えてきた。
『じゃあ俺先走るわ!俺が走るんだ、ちゃ〜んと見とけよー?』
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