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むかつく1
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「ちょ、まてっ、て、、、んっ」
何も考えられなくなりそうだ。
舌先が上顎の奥の方を責めてくる。
「んっ、あぁっ」
足に力が入らなくなってよろけたら、腰を支えられて口が離れた。
「はーはー、、、な、に急に。」
息も絶え絶えでかっこ悪いが、森田くんをにらむ。
「このままだと良いお友達になっちゃうなと思って。忘れないでください。俺が朝日さんのこと好きだってこと。」
「っ…」
何も言い返せない。
「まあ、今日は許してあげますよ。来週は覚悟しておいてください。」
ーーーーーーー
「チクショー」
一昨日のことを思い出してイライラする。良いお友達になっちゃうなって何だよ。良いお友達でいいじゃん!!!
昨日もせっかくの休みだったのに、森田くんと夜更かししたせいで午前中は寝てしまって半分無駄にしてしまったし、、、色んなイライラが全て森田くんに向かう。
友達としてなら、、と気を許し始めていることに朝日自身は気付いていない。
「え、朝日、まさか今チクショーって言った?」
仁がニヤニヤしながら話しかけてくる。
「何か悪い?」
「チクショーとか古すぎでしょ!ウケるー笑」
「そんなに古くないよ!いいの!ほっといて!」
「いやいやいや、それテレビでは言わない方がいいよ笑」
「もー!いいの!」
「おっ!また2人で喧嘩してんの?まったく仲良いねー」
隼人が横からかってくる。
今はオリオンのレギュラー番組の収録が終わって控え室でダラダラしているところだ。
「「仲良くない!」」
…ハモってしまった…!
「すご〜い、ハモってるー!」
泰樹まで、、、。
隼人と泰樹には何を言ってもスルリとかわされてしまうので、思わず仁を睨みつけると、向こうも睨みつけてきて間でバチバチ火花が飛んだ。
…とりあえず、凌が今ここにいないのが救いだ。普段隠し事をしないせいか、最近はボロが出ないようにあまり話さないようにしている。
少し話したらすぐ森田くんとのことがバレてしまいそうだ。
凌のことだからバレたら確実に俺を守ってくれるだろうけど、そしたら隼人のスキャンダルが、、、それは駄目だ。
荷物の整頓が出来ない朝日がダラダラ(本人はテキパキしてるつもりだが周りから見るとそう見える、むしろ散らかっていっている)帰る支度をしていると、
「朝日、話があるからもう少し残って。」
「げ、凌!」
見つかってしまった…!
「何が、げ、だよ。何か用事でもある?」
どうしよう、、、何も用事ないけど、、、んーあることにしよう!そうしよう!
「あー実は予定があって、、、あはは」
「へー何するの?まさか、本当は何もないのに俺と話したくないから予定があるって言ってるわけないよね?まさかねー、じゃあ、その予定の場所まで送っていってあげるよ!」
凌が早口で捲し立ててくる。
バレてるー!ってか凌、目が笑ってない、、、
「あ、いや、、、、他の日にずらします。」
「そう?」
凌、口だけ笑ってるけど、それ怖いよ、、、?
「ドンマイ笑」
ニヤニヤした仁が俺の肩をポンポンと叩いて帰っていく。
…チクショー
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