アダルトコンテンツが含まれます。
18歳以上ですか?
- 文字サイズ:
- 行間:
- 背景色:
-
他愛もない話2
-
そんなこんなで電車に乗り込む。
今日は運良く人が少なくて、折と二人で座席に着く。
折「はぁぁ疲れた!
翠!肩貸してぇ」
僕「…いいけど」
折「やった♡」
僕の左肩に折が頭を乗せてきた。
実はこれはほぼ毎日の日課だ(笑)
座ることができた日はいつも僕の肩に頭を乗せて、たまに眠ってしまうこともある。
チラッと折の方を見てみると、眠ってしまっていた。
(寝てるし)
サラサラな茶色の髪、女の子みたいに長いまつ毛、程よく薄い唇
僕から見ても男からモテる可愛い男の子って感じ。
折「ん…………先輩…」
僕「!」
ぎゅっと手を繋がれた。
驚いてもう一度折に目をやるととても苦しそうな顔で「先輩」と寝言を漏らした。
(本当に好きだったんだよね、先輩のこと)
手を握り返してあげると少し苦しそうな顔が緩んでホッとする。
(折、先輩に「お前は本当に俺のことが好きなのか?」って酷く問い詰められたみたいだしなんか可哀想だな)
大切な友達なんだ。
僕が支えてあげないと_________
現在の設定
文字サイズ
行間
背景色
×
16 / 97