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3話(9/10)
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下半身を中心に体中をむず痒い疼きが熱く廻る。
シーツを握り、どうにか熱を沈めようとしても身体は震えるばかり。
縋りつく様に慶一に視線を送ると彼はニコニコ笑って何も知らないといった顔を浮かべていた。
殴れるなら今すぐ殴ってお前のせいだと耳元で叫んでやりたい。
「どうしたの?離してあげたでしょ」
「く……そ…この、変態野郎め…」
「変態は酷いなー。俺は千尋くんの為にしてあげてるだけだよ」
「だったらこんな中途半端で終わらせんな!」
しまった、と思うには時すでに遅く。
再び上に覆いかぶさってきた慶一はニヤリと意地悪い笑顔で見下ろして言った。
「最後までって言ったのは千尋くんなんだから……ちゃんと、付き合ってあげるね」
「最後までって……」
「とりあえず、先に一回イっとこうか」
「ちょ、ま!や、めろって!!」
抵抗する間もなく、そう言って股間に顔を埋め、躊躇い無く千尋の性器を銜えこむ。
「あぁ……ハ…け、いいちさ…それ、やだ……あ、あぁッ!」
暖かな口内に包まれたそこは達する寸前だった事もあり、激しく上下する慶一の口にあっけなく精を吐き出してしまう。
またイかされてしまった。
悔しさと後悔と彼の愛撫に感じてしまった自分に心の中で涙を流す。
つん……と、頬を突かれ顔を上げると顎に手を添えられ、慶一が唇を重ねてきた。
「んゥ!!?な、にして……ンぐっ」
まるでそれを狙っていたかのように、唇が開いた瞬間、彼の舌が千尋の口内に差し込まれ絡みついた舌に乗せて口の中にどろりとした液体が入ってくる。
直ぐにそれが自分が先程吐き出した精液であると理解し離れようとするが首の後ろを支えるように手があり逃げる事さえ出来ない。
嫌な筈なのに何故だか抵抗する力が薄れ、彼の舌が自分の舌に絡みつく度にじわじわと身体が火照り出す。
もはや精液なのかどちらの唾液なのか分からない甘く感じるそれを少しずつ喉の奥へと流し込む。
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