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とある社長室の一幕(社長視点)
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「おーい。しゃーちょー」
社長室。いつものように書類整理をしていたら、ひょっこりとフリークスが顔を出す。
彼は、この会社の副社長であり、親友でもある。俺よりも少し低いがスラリとした体型。少々癖のある赤茶色の髪に、朱色の瞳。甘いマクスとかいうのと、可愛いやつには無駄に優しいせいか、モテるらしい。
ちなみに、トールを買った店で働いてるジークは、フリークスの弟にあたる。
「なんだ、フリークス」
「いやー。弟からさ、お前が人間買ったって聞いたから。どーなったかなーと思って」
「人間のペット数は年々上昇している。我が社でもその流行を取り入れる為、人間を飼うという話は、お前にも伝えた筈だが」
「ぶっちゃけ、本当に買うとは思ってなかったからさ。ほんと、どが付くほどの真面目だよな、お前」
「自分の目で見て、体験した事でないと信用出来ないだけだ」
「で、どうなのよ。その黒髪くんは」
言われて、屋敷にいるであろうトールを思い出す。
暴れん坊で、世話の掛かる人間。それがトールに抱いた第一印象だ。その印象は未だ変わっていないが、共に過ごしているうち、可愛いものだと思える様になった。
硬そうに見えて、触ると柔らかい黒髪。生意気さを引き立てる少しつり上がった灰色の瞳。整っているが、子供特有の幼さを残す顔立ち。触手が絡みやすく、いつまでも触っていたいと思う瑞々しい肌。
それに……。
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