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裏の顔?
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予鈴がなってLHRが終わり
みんな帰り始める頃
やっと学校が終わった…
そういう達成感が湧き出てくる
大して授業は出てないけど
太陽の位置はとっくに西に沈み始めていて
夜を期待させるような気持ちになる
「さてと…帰るか」
「お〜…」
適当に返事しながら席を立つ
相変わらず池羽は女子に捕まってる
あーあ、マジですげぇな、
女子こえーわ。
「本気」と書いてマジって読むやつだ。
そう思いながら視線を逸らそうとすると
ふと目が合う
「あ、霧島〜」
手招きして笑顔で呼ぶ
早々と無視して後にしようとすると
無視してる事なんてお構い無しに話を続け、睨むように俺を見る池羽に
ゾクッと身震いする
「お前、授業態度変わんないようなら、先生にも考えがあるからね?」
2度目に見た時には
先程睨んでいた顔とは違い
微笑むようにあざとい顔で俺を見た
今の殺気を放ったとは思えないほど
和やかで、なにか腹の中に隠しているの
では無いかとすら思うほどなのだから
恐ろしいものだ。
「…うっす、」
今更態度変えるつもりなんてない
今まで大丈夫だった。だから今回も余裕だ
なんて呑気に思ってた俺は甘かったのかも
しれない、死ぬほど後悔することになるなんて思いもしなかった…
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