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嘘の告白
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「じゃあこのゲームで負けた奴は罰ゲームでホラー映画みようや」
ゾムが目に怪しげな光を灯しながら、嬉しそうに提案を上げた。
シャオロン、ひとらんはすぐさま顔を蒼くすると首が千切れそうなほど左右に振る。
トントン、大先生、グルッペンはしょうもないというように溜息をついているが、否定する気はないようだ。
「馬鹿じゃないの?」
「そんなに俺に殺されたい?」
シャオロンは顔を強張らせ、ひとらんはどこから取り出したのか刀をかまえ椅子の上で奇襲の体制をとっている。
「ゾム外道ちゃんのおかげで無事死亡やな」
「まぁ暇だし付き合ってもいいんじゃないか?」
「グル氏が嫌な笑みを浮かべてるわ」
大先生は煙草を加えながら興味なさげに、グルッペンは手で口を押え笑いながら、トントンはそんなグルッペンを見て呆れたようにもう一回溜息をついた。
「シッマは?シッマは賛成?反対?」
「俺?」
俺は別にホラーが苦手なわけではない。むしろ好きな方だ。
しかし、シャオロンが涙目になって嫌がっている姿を見るとどうしても賛成側に回れなくなってしまう。
「俺は別に罰ゲームなくてもいいと思うけどな」
それを聞いたシャオロンとらんらんが希望の光を見るような目でこちらを向いた。
「マジ?シッマホラーゲームお前ダメやったっけ?」
「ん?別に罰ゲームなくても楽しめるやろ」
ゾムが驚いた顔で聞いてくるので、すました顔で答える。
前にゾムと一緒にホラー映画見たことがあったので、ゾムは俺が反対側に回るとは思っていなかったのだろう。
「ま、でも確かに罰ゲームなしでもええんやない?」
大先生はそもそも興味がなかったので、意見を簡単に変えた。
「ほんまにホラー映画なしでいいん?!」
シャオロンが期待に満ちた目で皆を見渡している。
俺は口角を上げ、ええよと伝えるとシャオロンは笑顔で親指をあげグッジョブとサインをしてきた。
「確かにゲームを楽しめればな」
トントンが言うとグルッペンも納得したように頷いた。
「ホラー映画は今度仕事でガばった奴に見せたらいいんじゃない?」
「「それ俺やん!!」」
らんらんの発言に同時に俺と大先生が悲鳴をあげる。
ゾムは仕方ないというように後ろ頭をかくとせやなと言って罰ゲームなしのゲームを開始した。
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あれ?knsha要素少ないな?
まぁいいか(よくない)
この作品は長編になる予定&全員登場しない&ハッピーエンドとは限らない(バッドエンドとは言ってない)ので苦手な方は見ないことをお勧めします。
読んでくださってありがとうございました。
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