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異様な雰囲気…
部屋には真ん中にベッドがあり
それを取り囲むように、機材や人が立っていた
奥には上半身裸で腰にバスタオルを巻いた男性や、バスローブを羽織った男性が数人……
「君、初めて?」
背後から先程の男性が耳元で囁く
…ダメだ…
…逃げなくちゃ…
僕は背後にいた男を突飛ばし、ドアを開けた
…はぁ、はぁ、
エレベーターが到着しないので、階段を見つけてかけ降りる
"くれぐれも、逃げる事などないようにして下さいね "
シンの言葉が甦る
それでも僕は
ビルから抜け出すと
夜の闇へと逃げ込んだ
シンが何を考えてるのかわからない
目障りな僕を陥れたいのか
それともからかって楽しんでいるのか……
この事を、凌に話した方がいい…?
"……震えてる
ごめんな、変な事聞いて…"
初めて凌に会った時
僕が落ち着くまで手を触れてくれた
"……で、俺にどうして欲しい?"
ハルオから、僕を逃がしてくれた……
多分今回も
話したら、きっと……
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