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やっと体か自由になり辺りを見回すと…
「な、何だ…?」
店の変わり様に目を見開いた
店長は落ちた照明に体を痛めていたが、軽傷で済んだようだった
地盤沈下が起きたのか、割れた窓の外は真っ暗で何も見えない…
…う、…ウッ…
啜り泣く声が響く
僕は目茶苦茶な店内を掻き分けて声のある方へ向かった
それは従業員出入口付近からだった
「……そんな」
近くにあった棚が倒れ、ウエイトレスのお腹に乗っていた
口からは血が流れ、内臓破裂を起こしているように見えた
虚ろな目からは生理的に涙が流れ
苦痛に耐えるその顔にはガラス片が刺さっていた
「残念だが…」
後から来た店長は冷たくそう言い放った
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