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閑話【Happy Halloween♡】Part 1
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※この話は本編とはなんの関係もございません
完全なるご都合主義で作られたハロウィンパロでございます。
最近ハマっている姿をどうしてもさせたかった!!
と言う訳で、またまた趣味が1人突っ走る内容ですがお楽しみいただけたら幸いです。
ナノ
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「れい、ちゃんっ!トリック、オア…トリート!」
朝、生徒会室へ奏様と行くと、いつもは最後に蓮様と来るはずの白様が異様にキラキラした目で言ってきた。
「………はい?」
突然の事についていけず思わず聞き返すと、「あ!」と言う顔になり今度は小皿を持って来る。
「お菓子、くれな…きゃ、イタズラする!奏、が!」
「俺かよ。って言うか、もしかしてハロウィンなのか?」
「ん!」
再度、ずいっと小皿を出してきた白様。
「あはは、白ちゃん、ずっと楽しみにしてたみたいだよ?」
蓮様も付き合って来たのだろう、いつもより早い登校に欠伸を噛み殺す。
「ハロウィン、ですか………」
正直、言われるまで気付かなかった。
年の節目などにあるイベントは覚えているのだが、奏様も気にしていない様だったし特別なものも用意していない。
「すみません、実は何も用意していなくて……」
席に付いた奏様に今日の書類を渡し、お茶を入れながら後ろをついてくる白様に返事をする。
無いとは言っても、いつも通りおやつは作るし昼食だって作る。
「む、じゃ…イタズラ…」
「「澪!Trick yet treat!」」
「ひゃん!!」
それでは駄目か聞こうとすると、突然腰を鷲掴みにされた。
くすぐったかったのとびっくりしたのとで変な声が出た!
「な、な、何するんですか、夏様!?」
奏様に変な所を見られてしまった…。
恥ずかしい………。
「あは、お菓子ないんでしょ?」
「だから、イタズラだ」
「夏、秋、お前らは yet っていっただろう。どっちにしてもやるんじゃえねぇか」
Trick yet Treat……お菓子いいからイタズラさせろ………。
「はっ!駄目です、私は仕事が!」
何でお菓子を渡すはずのイベントなのにただイタズラするだけになろうとしているんです!?
「つーかまーえた!」
「わぁ!」
私よりも身長が高く、αである夏様は軽々と私を持ち上げてしまう。
思わず奏様に助けを求めようとするが、そのまま仮眠室に連れて行かれる。
「おい、澪を離せ」
すると奏様から助け舟が出た。
やっと降ろしてもらえると胸を撫で下ろしたとき。
「奏、こういう訳なんだが………」
ピタリと止まった夏様に抱えられたまま戸惑っていると、秋様が何から奏様に耳打ちをし始めた。
「ぐっ……卑怯だ……」
「じゃ、見ない?」
「いや、見る!」
奏様が急に声を荒立てた為ビックリしていると、紙袋を持った秋様が奏様から離れてこちらに来た。
「と言う訳だ澪、これ着て来い。白もシャインマスカットのレアチーズタルトがあるんだが、食べるか?」
「良、いの!?」
「変わりに、これ着てこい」
私からお菓子を貰えずしゅーんとしていた白様も巻き込んで、仮眠室に入れられてしまった。
「じゃ、ちゃんと来てくるんだよ?」
ゾクッとするようなキレイな笑顔で夏様からそれぞれ紙袋を受け取ると、直ぐに扉が閉じられる。
「な、何なんですか……?」
トントンと進んでいく物事に戸惑いながらも、奏様が言ったのでは逆らうことなんてできるはずも無く…………。
訳がわからないまま、白様と顔を見合わせて紙袋を開ける。
「「え"!?」」
二人で同時に開けた袋に入っていたのは冗談抜きで言葉を失ってしまう物。
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