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運命の番-7 (Side 翔)
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澪に紳士的な挨拶をして、スキップでもしてしまいそうな気持ちでボス、夏様から番になるためのノウハウを聞こうと思い追いかける。
ボスはカウンターのマスターに何か話しかけていた。
奥に引っ込んだマスターが手にしていたのは小さな紙袋。
それを牧島さんに手渡すと、牧島さんはVIP ROOMへ戻っていった。
あれが何かはわからないが、そんなことはどうでもいい。
それから酒やらジュースやらを飲んでいた周りの下っ端に話しかけ、何か指示を出しているようだった。
ピリピリと肌を刺す威嚇とも警戒とも読めない、よく分からないフェロモンが部屋中を覆う。
笑っていた男等は冷や汗を流しながら受け答えしていた。
30分位経って漸く落ち着いたボスが近くのソファに腰掛ける。
心無しか顔色が悪いようにも見えるが、会うたびに髪色や目の色が変わっているのだから気のせいだろう。
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