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大神 奏-4 (Side 翔)
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「改めて、皇名学園1年、大神 奏と言う。バース性は+αで双子とは幼馴染だ」
態度を改めた奏が軽く自己紹介をする。
「………蒼紅大学3年、新庄 翔。バース性はα、秋様と夏様は俺の雇い主だ。…………ん?大神?
………っはぁ?!大神ってあの?+α?訳わかんねぇ!」
大神といえば知らぬものはいない、大神コンツェルンだろ!?
………もしかして、俺、いま、とんでもない、人に会ってるんじゃないの??
「そのまさかだ、大神家次期当主でもある」
「マジかよ………+αってのは?」
余裕そうな顔で澪の頬をなでながらサラリと曝露する奏に、驚きを通り過ぎて笑いが溢れる。
「αの最上位種のことだよ」
ニコニコと感情の読めない蓮は心底楽しそうにふわふわの頭を揺らす。
「最上位種………だからこのフェロモン?」
「そーいうこと!」
あ、規格外。
そんな言葉がふと浮かぶ。
もう頭がパンクしそうだ!
………ん?まてよ、大神の幼馴染がボス………まさか………
「ボスは、十神家の……?」
「あれ?言ってなかったけ、俺達は夜神で、蓮は守神だけど」
「………もう、無理っす……」
今日はツイてた筈なのに、どうしてこうも現実離れしたことが起こるんだろう………!?
あれか、澪を望んだことが間違いだったのか?
澪はこいつ等に守られる存在だったってわけだ!
「取り敢えず、今回は澪にフェロモンを付けたことは今の威嚇でチャラにしてやる。次は待った無しで殺すからな」
はい、分かってます。
αの本能がそういった気がした。
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