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姉と父-5 (Side 奏)
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雅さんにすらクスクスと笑われて恥ずかしくなる。
澪を取られまいとこっちは必死だってのに。
「何時までもうじうじしてるからよ!もどかしいったら無いじゃない。早く澪ちゃんを番にしてあげないから今回みたいなことになったんでしょう?!」
「それは!……そう、だけど………」
怖いんだよ、澪に嫌いって言われるのが。
澪の気持ちなんて分からない。
好きなら、今回みたいに離れないはずなのに。
………好きなのは、俺の一方的な気持ちなんだよ。
澪が俺と付き合ってくれる保証なんてどこにもないし、自信だって本当は無い。
何処までもヘタレだと馬鹿にされるのが俺なんだから。
「まぁまぁ、椿、落ち着きなさい。もどかしいのは分かるけど、今回の事で奏も覚悟が決まっただろう。今日くらい、そっとしておきなさい。夕食など明日でもいいだろう?」
父さんまでもがそう言う。
…………でも今回は違うぞ。
もう二度と、澪が傷つくような事を招かないように。
俺は、覚悟を決めたんだ。
「………そうだ、覚悟を…決めた」
「……え?」
「俺は、澪に告白する。澪がいない生活なんて考えられん」
「…………だ、そうだ。椿、桜、菫、母さんが買い物に行こうと呼んでいるよ。行ってきなさい」
……心臓がバクバクいって、苦しい。
姉さんに言うだけでこんな事になってんのに……本番じゃ俺、倒れるんじゃないか?
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いつも読んでくださっている皆様、本当に申し訳ありませんm(__)m
リアルの方が忙しくなってきたので、更新を朝の1ページだけにしたいと思います。
身勝手な理由で申し訳ないのですが、忙しい中で中身の無い話を更新することを避けたいので。
1月末には戻せると思いますので、暫くは1日1ページ更新を宜しくお願いします。
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