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「ぁっ、ま、たイ…くっ!あ!」
何十回イッたのか、もう精液は白くはなかった
精液が出ずに全身が痙攣するように永遠とも思えるような快感が続くこともあった
僕が何十回もオーガズムを感じているのに律はまだ1度も射精していない
やっぱり、僕が"空"だから?"海"じゃなきゃ、だめなの?
でも、勃起はしているのに、後ろからガツガツと奥を突かれてまた絶頂に近づく
「ぅっあ、あ、だ…めっあ!」
全身に震えが襲う
そして、また律は射精せずに体制を変えてしまう
間髪入れずにまた獣のように腰を打ち付けられる
「ご、めんな、さ、ぁ!り、つ…うみじゃ、なく…て」
「お前は、海だ」
僕は、"海"、なの?
じゃあ、愛してくれる?
僕を、見てくれる?
「海…ッ、もう父さんみたいに裏切られるのは、嫌だ」
子供みたいに泣きながら、下半身は獣のように動いている
ちぐはぐなその光景に少し笑えた
"空"も、律を裏切った1人だ
律には今、"海"しか、いない
「だ、いじょぅぶ、ぁっ…り、つだいじょ、うぶだからッ…あ!」
"僕"が、居るよ、律
裏切らないよ
"空"みたいに、律のお父さんみたいに、律のこと裏切らないから
だから、泣かないで、律
濡れた頬に手を伸ばすと律の手も僕に伸びてくる
頬を撫でたかと思えばそのまま首を絞められた
「ぁっ、締まる…いいよ、海」
「ん、ぐ…か、はっ…ぁ…ッ」
入ってくる酸素と激しい動きに消費されていく酸素の割合がおかしくなっていく
息が、できない
大きな音と共に扉が開いたのと同時に
腸の入口に温かな液体を感じ、僕は意識を失った
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