アダルトコンテンツが含まれます。
18歳以上ですか?
- 文字サイズ:
- 行間:
- 背景色:
-
文化発表会前日7
-
遥「もう無理…」
和也「本当に少食ですよね遥センパイって…」
貰ってきたお皿にはみんなからちょっとずつ貰ったご飯が半分以上残ってる。
隆彦「あー俊樹だっけか…ちょっと席変わってくれ」
俊樹「あぁ…」
遥「俊樹変わらなくてもいいよ…タカくんが隣だと僕のお腹が割れちゃう」
隆彦「もう遅いぞー」
そう言いながら僕の隣の席を引き腰をかける。
昔から食事の時はタカくん近くに座る。
隆彦「結構残ってんな~。まっ頑張ろうな遥」
満面の笑みより怖いものはない。
特にタカくんの場合は怒ってる時より怖い。
隆彦「じゃあこれだけは食え,後は食ってやるから」
小皿に残っていた食べ物を少しだけ分けて僕の方に出した。
遥「やだ…もうおなかいっぱい」
隆彦「お前のおなかいっぱいは早すぎるっつーの。いいからほれ,口開けろ」
遥「…」
僕の保護者かってレベルだよ。
これ傍から見たらカップルのアーンだよ。
…まぁ食べないと怒られるから食べるけど
遥「……飲んだ」
隆彦「ほれまだあるぞー」
そんな感じで僕にと分けられた分を食べていく。
ちなみに他の人達は各々違うことをしている…。誰か助けてくれてもいいのに。
隆彦「ほれ,最後の一口」
遥「……ふー,食べだ…」
隆彦「えらいえらい」
遥「同い年」
まるで小さい子供をあやすかのように頭を撫でられる。同い年とか言っておきながら実は少し嬉しかったりもする。
俊樹「…遥の餌やりのやり方がなんとなく分かった。今度から食べない時はノルマを作ればいいのか…」
遥「あのさ,僕同い年でペットでもないから"餌"って言うのやめてくれるかな俊樹くん」
聞いてないし…。
イクがタカくんに「相変わらず食事の時の遥の扱い上手いね」なんて言っているのは無視だ。
«♪・。♪*+o»
隆彦「ん?洋にぃからメール?写真まである」
郁人「なに?洋さんなんか用事?」
隆彦「なっ!!」
郁人「は?」
いきなり2人が携帯を見ながら固まってしまった。
…洋さん?写真?
遥「…まさか…2人とも?もしかして送られてきた写真って…」
要「…遥お前,なんで3年の野郎にキスされてんだよ」
ピキっと空気にヒビが入った音が響いた…ような気がする。キスってあの時屋上で取られたの?
どっちにしろタカくん手から携帯を奪い後輩&俊樹達までもが見ている。
あぁどうしよう…なんか大変そうな雰囲気です。
現在の設定
文字サイズ
行間
背景色
×
68 / 222