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文化発表会当日3
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要side
肩に何かが倒れてきた。
いや持たれてきた。見なくともわかるが一様見てみてみるとすやすやと気持ちよさそうに眠る遥。
要「はぁ…」
起こそうとも思ったが疲れているんだと思い辞めた。
昨日の出来事を気に自分に問いかけてみた。
俺は遥のことをどうゆう目で見ている?
どうゆう感情を抱いている?
遥の看病をしていた時に抱いたあの感情は?
遥が宮崎を好きだと知った時俺はどう思った?
疑問は沢山あった。
けど気づいていたんだ。最初から。
こんなことを考えてる時点で…。
俺は遥が好きなんだ。
だからといってこの関係を崩すつもりはない。
この友達で同じクラスで同室で,部屋も一緒で…。
好きなやつとここまで近くにいれるんだ。
それだけで満足してる。
こいつに好きだと言ったら…。
きっとこいつは俺だから真剣に考えてくれるだろう。後輩の3人とは違う。
先に気づきあげてきた"友達"という関係がある。
そうなればこいつは悩むだろう。苦しむだろう。
友達という関係を崩したくないと思っているから。
そのためにどうすればと…。
そんな姿見たくない。
俺はこいつがいつものように笑っていられればそれ以外の望みなんてねぇんだ。
今度筒井と話してみっかな…。
きっと話が合う気がする。前に遥も言ってたしな。
俺と似てるって。
あぁ…好きだと自覚したら劇のシーンが急に不安になってきた。
人の気も知らないですやすや眠るこいつにデコピンでも後で入れてやろうか…。
そんなことを考えているうちに眠気が襲ってきた。
そーいや俺もこいつと一緒に昨日の夜セリフの練習した上に朝はやかったな。
肩にある遥の頭に俺の頭を置く。これくらいなら許されるだろ。相変わらず甘い匂いだ。
そうして俺もいつの間にか眠っていた。
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