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状態の把握2 #蒼side
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侑君を移動させてた時に思い出した
まー君に言われたことを・・・
まったく両足と右腕が動かず、必死で左腕でしがみ付いてきた
事情は聞いていたからなんとなくだが今の状態が想像できた
けど、思っていたよりも深刻だった
まず、ソファに座っても自分の力で体を支えられないのに驚いた
まー君から聞いていたのは寝返りが出来るようになったとしか聞いていなかったが、できないときもあると知らされていた
まー君に話があると言って別室に連れて行った
「まー君、思ってた以上に深刻な状態だった・・・
病院でのリハビリの進行はどれくらいなのか教えて、
後、侑君は自分で何ができるのか・・・」
「やっぱりか・・・
そう言われると思ってた、
初めて外出許可が出た時に家で一度寝返りが出来て、それからリハビリで一度ってくらいかな・・・
自分の力で立ち上がることも、風呂に入ることも・・・すべて人の力を借りなきゃいけない
夜に寝ていても何度も起きて、ナースコールで看護師を呼んで体の向きを変えてもらってるらしい」
まー君も深刻な表情をしている
この顔は決して侑君には見せない顔だと思った
「わかった、侑君が退院したら行くから」
「すまないな、ありがと」
「気にしないで、まー君と僕の仲でしょ」
10分くらい話してたから、
「そろそろ、戻らないと逆に侑君が不安になるから行こ」
と言って、リビングに戻った
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