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決意の日2
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扉が開き俺たちを初めに迎え入れてくれたのは母さんだった
「・・・侑、どうしたの!?
その身体!?」
「母さん、そのことも話すから先に父さんに会わせてほしい
雅哉の事も紹介したいから・・・」
「わかったわ」
母さんは俺たちを家に招き入れてくれた
茶の間では父さんが座って待っていた
俺は雅哉に頼んで車椅子から降ろしてもらい後ろから支えてもらった
「父さん、お話したいことがあって帰らせていただきました
俺の身体のことと、雅哉の事です」
「初めまして、伊井田 雅哉といいます」
雅哉は一礼した
その場には母さんも同席した
隼人は部活でまだ帰ってないらしい
「父さん、俺は父さんに一度同性愛者だと言いました
そして家から追い出されました
その時に前の彼氏の家で暮らしてました
今は雅哉と一緒に暮らしてます
この身体は前の彼氏にやられてもう動かせません
そこから逃げているときに雅哉に助けられました
俺はその時に雅哉に惚れました
・・・認めてくれとは言いません、しかし俺たちが付き合っていることは知っててもらいたかったので今日伝えにきました」
言いたいことが言えた
「俺は、侑を何があっても守ります
俺たちの事、知っててもらいたいんです
お願いします!!!」
雅哉は深々と頭を下げる
「・・・雅哉君と言いましたか?
頭をあげてください
俺は雅哉の父の隆臣(たかおみ)と言います
初めて侑から「俺は男性と付き合ってる」って言われた時あまりにも驚いてしまって家から追い出してしまった
侑、申し訳ないことをした・・・」
まさか父さんから謝って来るとは思わなかった
「雅哉君、君は侑を大切にしてくれるか?」
「はい、絶対大切にします
あと、世界中で自分が一番幸せだと思えるくらい愛します、愛しています」
「そうか・・・
良かった、雅哉君になら侑を任せられるよ」
父さんが雅哉に微笑みかけた
「侑、後で一緒に話をしてくれないか?」
「はい、わかりました
雅哉も一緒で良いですか?
身体の事は雅哉もいた方が説明がしやすいので」
「わかった、雅哉君も一緒に話そう」
「はい」
そう言って父さんは一度部屋を出た
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