アダルトコンテンツが含まれます。
18歳以上ですか?
- 文字サイズ:
- 行間:
- 背景色:
-
8
-
結構選り取りみどり、沢山不良がいるけど目を閉じれば教室内とあまり変わらない。
「美影先輩。実は俺ここに来た時、すごい緊張してたんです。優希を守るために来たんですけど全然そんな心配いらなくて、皆さん手出して来ないし、喧嘩売られないし結構居心地いいですね」
「そうだね。いつもはそんなことないんだけど今日さ伊月が、俺の大切な奴が来る。手出したらその場で俺が潰すって言ってね。ちゃんと警告したから」
そうなんだ。さすがはトップだな。チラッとさっきまで向かい合って弁当を食べていた森先輩と優希をみる。優希のやつ弁当食べてる時は全然箸進んでなくて泣きそうだったのに今は笑顔で森先輩と話し込んでる。先輩も優しいし、大丈夫だな。
「なるほどですね。美影先輩、明日から優希のことよろしくお願いしますね?」
「もちろんだよ。ももくんだって宜しくね」
「俺は明日からは来ませんよ?」
「なんで?」
「だって今日は優希の付き添いできたまでで、あんな楽しそうな顔みたら大丈夫かなって。森先輩も優しい方ですし、元々俺はお呼ばれされていない身なので。」
「そんな事言わないで。明日からもおいでよ。伊月は高崎くんと話して俺暇なんだー。それにももくんのお弁当美味しかったし明日も食べたい。ダメ?」
そんなふうに言われて、しかもイケメンに。行きたくなる。
「わかりました。来させていただきます」
「やった♪ありがとうももくん」
お礼を言うのはこっちの方なのに…。結構俺は美影先輩を気に入った。結局昼休みが終わる直前まで話し込んでしまった。
現在の設定
文字サイズ
行間
背景色
×
9 / 107