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「これどうぞ」
「ありがとう」
シンクに弁当箱を置いて水につけたら、マグカップを2つもって戻ってきた。リビングのソファーに座って少しの沈黙
「早退したってきいてびっくりしたよ。体調はもう大丈夫?」
「はい。寝たら良くなりました」
「よかった」
「…ほんとうは早退するつもりじゃなかったんです。」
「え」
ぎゅっとマグカップを握って思いつめたような顔をする姿はこっちまで胸が苦しくなる
「優希に普通に接せれない自分が嫌で、お昼も一緒にいたら傷つけちゃうから、、、。」
「だから保健室に行ったんだね」
「はい。お昼だけ寝て、午後の授業は出るつもりだったんですが体温計ったら少し熱があってそのまま帰らされちゃいました」
困ったように笑う姿を見る限りほんとに体調は良くなったらしい。しかし、このタイミングででる熱はアレしかないな
「高崎くんのこと考えすぎて知恵熱でちやったんだね」
「そう…なんですかね。知恵熱初めてなっちゃいました」
「ももくん優しいから、たくさん悩んだんだね。…で、今日1日考えてどうだった?」
「理解したいんですけど、未知過ぎて…どうしたらいいかわかんないです」
高崎くんが今のももくんみたら泣いちゃいそうだな。そして言わなければよかったって後悔する
そんなことはお兄さんが許しません!
「じゃあ、俺がわかりやすく教えてあげるよ」
「…え」
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