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33(R18)
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「 目立つところって言ったもんね、涼。」
ゆっくりとベットに腰かけた千里は、俺の言葉の揚げ足をとるかのように、「目立たない」を強調させて言った。
頭がくらくらしてうまく呼吸もできないし、身体が熱くてたまらない。なにも考えられない。苦しい。
だけど、背筋にゾクゾクとした甘い電流のようなものが伝ってきて、興奮と熱が治らない。
身体が疼く。
「 あっ、.......は、ふぅ......ん、」
はくはくと浅い呼吸を繰り返し、顔を真っ赤にして小さく喘ぐ俺を見る千里は、薄い笑みを浮かべて俺の体のあちこちに自身の指を這わせてきた。
「 人間の身体って、意外と露出してるとこが多いよね。
目立たないところなんてあんまりないし.....こことか?」
そう言って、俺の足と膝の裏、内腿や太ももの付け根に
容赦なくグッと爪を立ててきた。
「 い"っ、.......いっ、い"た..... いたいっ 」
おそらく紅茶に入れられた薬かなにかの所為で、
俺の身体は全身性感帯になったように敏感になり、少しの刺激でも身体を仰け反らせて反応してしまう。
いたい、いたい。
.......いたいけど、
スラックスの中で窮屈そうに突っ張っている俺の性器は
萎えることなく、どんどん強度を増していく。
張り詰めすぎてぱんぱんになったソレは今にも弾けてしまいそうなほど高まっているのが自分でも分かる。
「 うわぁ.......涼、すっごいえっちぃや。」
千里が感嘆の声を小さくもらす。
片手を口に当てて、顔を赤くして恥ずかしそうに俺を見つめている。
なんでお前がそんな顔するんだばか。
狂ってるぞ、そろそろ気づけよ。
「 初めて媚薬に手ぇ出してみたけど、.......こんな感じになるんだね。結構強いタイプのものらしいし、身体辛いよね.....?」
やっぱり薬入れてたんだ、こいつ。
俺を見下ろす千里を、涙目になりながらキッと睨む。
実の弟に薬を盛られこんな醜態を晒すのが酷く辛い。
プライドもぼろぼろで、またいつものようにただ早く行為が終わるのを待つことしかできないなんて......
涙がぽろぽろ溢れてくる。
つらい、身体があつい。
2回もだしたばかりなのに、未だ性器は硬く張り詰めていて
下半身が窮屈に感じる。
ぐるぐると胃の中をかき混ぜられているような感覚がして、
内臓が発火しそうなほど熱い。
「 い、やだっ、ちさと......これっ、.... 」
自分の体が自分のものでないように感じて、恐怖を覚える。
悔しいが、どうしたらいいか分からずに千里に助けを乞う。
それでも千里はやや顔を赤らめたまま、「 泣かないでよ 」と言って俺の腹を撫でるだけで、身体の熱を取り除いてはくれない。
「 う"ぇ、っつ.......ふぅっ 」
我慢できなくなって、そろそろと下半身に手を伸ばす。
少し腰を浮かせてスラックスと下着を下ろした。
脱いだ瞬間、強く主張していた性器がピンっと跳ね上がって
その痛みにさえも感じてしまう。
普段では絶対千里の前で自慰なんてしない。
けれど今はもう我慢できないのだ。
身体が疼いて仕方なく、早く射精したくてたまらない。
それしか考えられない。
「 あっ、あっ.......んぅっ、はぁ、」
性器を握りしめ、ゆっくりと上下に扱く。
途端に先走りがだらだらと溢れ出してきてシーツが濡れる。
仰向けになって、ベットに膝を立てる形で足を開く。
裏スジに指を這わせ、亀頭を押し潰し射精を促す。
「 んんっ、あぁ、はっ、」
あ、イきそう......
射精感が高まり、手を動かすスピードを上げた時、
「 はい、ストップ。」
「 ......っつ..。」
千里が俺の手をぐいっと引っ張って捻りあげる。
もう少しでイきそうだったのに..........
もどかしい感覚に身をよじらせても、千里は俺の手を離してくれない。
俺の性器はもう限界まで張り詰め、腹につきそうなほど反り返っている。出したい、出したい、出したい。
いやいやと首を振って抵抗するものの、力では敵わない。
千里はあっさりと俺の両手を頭の上で固定して、
壁際のカーテンを束ねる紐をしゅるっと抜き取って、
俺の手首をベットに縛り付けた。
ぎちぎちに締め上げられて、痛さに涙が出る。
でも薬のせいで勃起したままの性器は萎えない。
つらい、つらい。
はやく出したい.......
懇願するように千里を見ると、顔を赤くしたままのそいつは
俺と目が合うなり笑って口を開いた。
「 涼、ちょっとだけまっててね、すぐ戻るから 。」
そう言って部屋を出て行った。
なにやら自室になにかを取りに行ってるっぽい。
一生懸命に、高まる快感を散らそうと枕に顔を擦り付ける。
お願い、はやく戻ってきて。
身体が壊れてしまいそう。
「 ごめんね、ちょっとコレを取りに行っててさ、」
そう言って戻ってきた千里が手に持っていたのは.......
楕円形の球体がついて、コードに繋がれた先には、
強弱や電源を操作するボタンがあるピンク色のもの。
........ローターだ。
「 涼は、あんまりコレ好きじゃないよねぇ。」
俺は使ったことないからわかんないんだけど、と言って、
慣らしてもない俺の後孔の窄まりに、ローターを押し当ててくる。
小さな孔めいいっぱい押し広げて、ミチミチと痙攣するひだの中を突き進んでいく痛みが襲い、思わず目をぎゅっと瞑る。
「 い"っ.......だ、いた、いたい........ 」
激痛を訴えたってやめてくれるわけでもなく。
お腹がくるしい。
ズッとひときわ強く指を押し入れられ、ローターが完全に奥に押し込まれた。
硬くて冷たくて無機質なソレは異物感が酷くて、身をよじらせて出そうとしても奥まで入っているから抜けそうにない。
きゅっと膝を閉じて我慢していると、千里が不意にスイッチをオンにした。
「 .......ひっ、あ"っ、あ"っ、やぁ.. 」
途端に中で暴れだした機械の感覚に、喘ぎを漏らす。
苦しいし、気持ち悪い。
この微妙に続く微かな振動がもどかしくてたまらない。
「 やっ、とって....!とって、やだっ、ちさとっ、」
涙目で訴えると、千里ははぁっとため息をついて微かに笑ったような気がした。
そしてそのまま俺の方に手を伸ばした。
よかった、.......とってもらえる。
そう思って期待したのに、千里はベットの下の引き出しから
ハンカチを一枚取り出して、くしゃくしゃに丸めたかと思ったら、ソレを俺の喉奥に押し込んできた。
「 .......っう"....ぅ..!? 」
「 静かにしないと一階に声聞こえちゃうよ?」
喉の奥にあたるほど最奥に押し込まれ、途端に息がつまり、
苦しさに吐き気が込み上がる。
「 .......ぅ、お"ぇ.......う"っ、 」
声も出せず、呼吸もできずに、ただ舌を動かして吐き出そうとしてみたが、飲み込んでしまいそうなほど喉の奥に敷き詰められているのでできなかった。
くるしい、やめて、たすけて、
声にならない叫びは音になることはなく、
呻きとなって喉の奥に消えていった。
涙が止まらない。
目と鼻は繋がっているから、
かろうじて塞がれていない鼻も鼻水のせいで塞がれてほとんど呼吸ができず、いよいよ本格的にくらくらしてきた。
でも息ができないなんて言うことは出来ない。
「 あれ....?涼またイったの......喉気持ちよかった? 」
千里が俺の下腹部を見下ろしながら、可笑しそうに問いかけてくる。
.......は?
苦しいながらも目線を下にやると、
確かに俺の腹にはどろっとした白液が飛び散っていて
白い線をつくっている。
気持ちよくなんてないのに.......どうして、
薬の所為で身体がバカになっているのだ。
そうとしか思えない。
何回イッても満足なんて出来ず、あとからあとから駆け上がってくる身体の熱に心が追いつかない。
すぐに勃起した性器は、また硬くなり始めて上を向く。
こわい、身体がどろどろに溶けてしまいそう。
「 ..ぅう"....お"えっ ....... 」
たすけて。
目で千里に訴える。
そんな俺の視線を逸らし、千里は煩わしそうに眉間にしわを寄せて目を細めた。
「 .......そんな目で見ないでよ、したくなくなる。」
そして辛そうに下唇をぎゅっと噛んでいる。
握り締められた拳は少し震えているように見える....気がした。
.......どういうこと。
なんでお前がそんな顔すんの?
したくなくなるってどういう意味だよ.......
お前がしたくてやってんじゃねぇのかよ。
千里は顔を上げて、部屋の隅に行く。
そうして、壁に掛かってる俺の制服のブレザーからネクタイを抜き取って戻ってくる。
「 .......見えない方が過敏になるんだってさ。」
.......え、
千里がゆっくりと俺の顔に手を伸ばす。
やだ、やだっ、やめて、
一生懸命に顔を振って抵抗しても、千里は俺の額を片手で乱暴に押さえつけて、無理矢理ネクタイを俺の頭に巻いて目隠しをした。後ろで力強く縛られ、瞼がぎゅっと押し潰される。
痛い時に声が出せないのはこんなに辛いのか。
「 う"ぅ、っつ.......〜〜〜っ!!う"っ、」
途端に目の前に広がる闇。
頭がズキズキと痛み、目の裏が痒くなる。
視界が完全に閉ざされたことにより感覚が過敏になって、
未だ俺の中で振動を続けるローターの揺れや、卑猥な音が微かに響くのが分かる。
全身に広がる甘い電流のようなものが、血液となって全身に巡り、そのまま俺を侵食していくかのような錯覚に陥る。
「 はい........じゃあ、朝まで頑張ってね、涼、」
千里は、俺の体に布団をかけて静かにそう言った。
そして部屋を出て行こうとしている音がなんとなく聞こえる。
.................は?、あさ、まで?
「 ん"っ、んん、う"〜〜っつ....... 」
思いっきりベットのスプリングを蹴って、千里を引き止める。
......冗談じゃない。
朝までなんて耐えられない。
今でも充分体が壊れてしまいそうなのに。
「 大人しくしてないと本気で母さんたちにバレるよ?......
朝になったらちゃんと起こしてあげるから。」
そう言ってまた歩き出す気配がした。
パタンっ.......
ドアの閉まる音が確かにした。
え、え、え、嘘......うそ、うそ。
やだやだやだやだやだやだやだやだやだやだ、
たすけて、たすけて、たすけて、たすけて、
冷や汗がぶわっと吹き出る。
朝までっていつ?
今何時?
視界も閉ざされ、呼吸もうまく出来ず、焦りが募る。
いやだ、誰か、お願い。
体を動かしても身動き取れず、ただ足がシーツに擦れるきぬ擦れの音がするだけ。
的確に前立腺に当てられたローターは、悔しいことに中で振動を続けて俺のいいところを刺激してくる。
「 ふっ、ぅえ..。う"ぅ..う、 」
涙が止まらない。
あと何時間もこのままなんて..
こわい、誰か助けて。
なんで俺ばっかりこんなに辛いの?
何にもしてないのに、いい子にしてるのに、どうして。
こわいよ、こわい。
気の遠くなるような快感と恐怖で頭がおかしくなりそう。
身体の芯が熱くなる。
気がついたら俺は腰を揺らして快感を追い求めていた。
呼吸を乱し、汗をかきながら一心不乱に腰を振り続ける様は、
哀れを通り越して滑稽だ。
でもやっぱり気持ちよくて。
泣きながら一生懸命に腰を動かして、気持ちイイところにローターが当たるようにカクカクと揺らす。
下半身がきゅっと引き攣るような感覚がして、
腰が跳ねる。
あぁ.....またイッちゃったぁ..
どうしよう、布団の中ぐっちゃぐちゃで気持ち悪い。
不快感は確かにあるのに、快感の方が強くてまた性器が勃ち上がる。
薬の効果が切れるまでずっとこんな感じなのだろうか。
俺の体がもたない。
いっそのこと壊れてしまえれば楽なのに。
一生戻れないくらいに。
粉々に。
ねぇお願い、だれか。
このまま、終わらせて
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