アダルトコンテンツが含まれます。
18歳以上ですか?
- 文字サイズ:
- 行間:
- 背景色:
-
4
-
街角で座り込む人々の姿が
威圧するかの様な派手な格好をしていた
怖くて優斗の手をしっかり握る
「…大丈夫か?」
「うん…」
優斗がいるなら……
「ねぇ君達、こんな所で何してるの?」
ハッとして見ると、僕と優斗の前に、見知らぬ男性が立ちはだかっていた
「学校の制服着たまま彷徨いてたら、補導されちゃうよ?」
男は、二十代半ば位だろうか…細身で長身、柔らかい物腰で、爽やかな笑顔を此方に寄越した
「…もしかして、家出少年…かな?」
「………!」
「田舎臭さがあって、直ぐ解るよ
今日泊まる所は?アテはあるの?」
その言葉に、優斗は警戒して男を睨み上げる
「…はは、君は野犬みたいだね……嫌いじゃないよ、警戒心が強い子は…
……そしてその隣にいる子は、淋しいと死んじゃう青いうさぎみたいだな……可愛い」
男はそう言ってくすり、と笑う
現在の設定
文字サイズ
行間
背景色
×
4 / 18