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放課後 教室
研磨「あ、いた」
大和「おー研磨、お疲れー」
研磨「何読んでたの?」
大和「ゴドーを待ちながら」
研磨「なにそれ」
大和「あー舞台台本みたいな。シェイクスピアみたいなやつだよ」
研磨「舞台に興味あったんだ」
大和「いや、ない。それより部活終わった?」
研磨「うん。待ってるなら大和も顔出せばいいのに、その方がみんな喜ぶ」
大和「嫌だよ。しんどいじゃん」
研磨「なにが?」
大和「バレー見てるのが」
研磨「ホント大和もクロもバレー好きだよね」
大和「俺も研磨くらいのバレー熱だったらこんなに苦労しねーのかな」
研磨「俺もそう思う」
大和「そこは否定しろよ」
研磨「だって俺、怪我するほど部活したくない。痛いのやだし」
大和「確かに痛いのはやだよなー」
研磨「大和の膝、まだ痛むの?」
大和「まぁ寝てる時とかたまにな。前みたいに歩いてて急に力が入んなくなる事はなくなったかな。 あぁーーーバレーやりてぇぇえええええええ!!!!!」
研磨「大和うるさい。急に叫ばないでよ」
大和「悪かったな。さ、帰ろうぜ」
研磨「たまにさ、大和じゃなくて俺が怪我すれば良かったんじゃ」
大和「やめろ。それ以上言ったらぶん殴る。あれはどっちが怪我してもおかしくなかった。たまたま俺だっただけだ」
研磨「でも」
大和「それに!音駒の頭脳がいなくなったら困るでしょ。強いスパイクが打てる方が勝つわけじゃないだろ」
研磨「…」
大和「だからさ、全国行けよ研磨。そしたら見に行くからさ」
研磨「約束だから」
大和「ん?」
研磨「俺たち音駒が全国に行ったら大和はその試合を見に来るの約束して」
大和「おうっ当然」
研磨「じゃ、帰ろ」
大和「おう。そう言えばクロは?」
研磨「まだ体育館」
大和「はぁ、あのバレー馬鹿」
研磨「大和だって部活にいた時は変わんなかったよ。俺いつも待たされてた」
大和「そうだっけ?」
研磨「そうだよ。2人ともバレー馬鹿だから」
大和「おい研磨!俺とクロを一緒にすんな!」
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