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するといきなり
手をぐいっと引っ張られた
「ちょ…あぶなっ!!」
「ごめ!!いや、君と話してみたかったんだ」
俺にはこいつの目がキラキラ輝いて見える
苦手なタイプだ、眩しいしわけわかんないこと言うし
「俺のこと知ってるの?」
恐る恐る聞いてみた
「あ、…うん!」
ん、廊下煩すぎて聞こえなかった部分があるけど、まあいっか
「てかなんでついてきてくれんの?」
素朴な疑問だ
「別に」
さっきと違って素っ気なく返された
「ねぇ」
「ん?」
「覚えてないの?」
何言ってるのかよくわかんないけど目が笑っていないこいつを目に少し怯えてしまった
「あ、俺たち前あったことあるっけ?」
「さぁ、僕は分かんない」
「えぇ…っ」
いきなり意味深な事を言いだすから流石の俺でも焦った
そんな時にようやく保健室の前までついた
「あ!保健室ついたね!!」
俺が気付くと同時に声を出す、さっきとは別人のようだ
こいつ多重人格か?と疑ってしまうような変わりようだった
「あ、じゃあ俺はここでおいとまするね、今度はお父さんにやられないように気おつけるんだよ!」
「ん、うん、ありがと」
「あ、ねーね!今日の帰り一緒にかえろーねー!迎え行くからまってて!!!!」
「おっけー」
名前も知らない相手と一緒に帰る約束をしてしまった
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