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帰りの車内でスマホを弄り、貴大に連絡をする。
その後、家に着いてから父さんにおやすみと言う。
空葉『父さん、僕は凄く嬉しかったよ。
やっぱり思った通りの女性だったもん。』
陵『父さんも嬉しいよ、空葉にそう言って貰えて。
まさかこういう事になるなんて思ってもみなかったよ。』
それは僕も。
正直、新しい家族ができるなんて考えもしなかったから。
空葉『本当にそうだよね、あ!ほら明日も早いんだからもう寝なきゃだよ。』
父さんは僕より緊張で疲れているはずだ。
少しでも休んでもらわないと…
陵『そうだね、会ってくれてありがとう。
ゆっくり寝て休んで…おやすみ。』
優しい顔で頭を撫でてくれた。
空葉『おやすみなさい。』
それからは自室のベッドに寝転がる。
そしてスマホを開くと丁度着信が来て相手は貴大だった。
空葉『もしもし。』
貴大『お疲れ様、心配で電話かけちゃったよ。
それにしても大丈夫か?』
空葉『ありがとう!大丈夫だよ、それよりもたっちゃんに会いたい〜。』
少しふざけて言ってみるも普通に返されてしまった。
貴大『今から行こうか?』
貴大の優しさに、嬉しくて笑ってしまいそうだった。
さすがに夜も遅いので電話越しの貴大に首を横に振る。
空葉『さすがに来させる訳には行かないよ!寒いし暗いし危ないもん!』
貴大『俺、男だけど?』
空葉『関係無いよ、明日まで我慢する。』
貴大『わかった、明日少し早く迎えに行くから。』
なんてスパダリなんだ…。
空葉『ん、ありがとう…。』
それからはお互いにお休みと言って通話を切った。
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