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空き教室に入るなり、貴大はぺたりと座り込んでしまった。
貴大『…顔、戻んない…どうすりゃいいんだ…?』
真っ赤に染った顔を抑えながら今にも死にそうな声を出す。
空葉『そんな焦らなくて大丈夫だよ?!落ち着こう?!』
何これ凄く可愛い。
貴大『引いたか…?』
威勢のいい貴大がこんな事を聞いてくるなんてと驚いた。
空葉『ううん、寧ろ可愛くて驚いたよ。』
貴大『は?』
空葉『だってたっちゃんをこんなに真っ赤に出来るなんて先生も凄い!!』
そんな僕の言葉に顔の熱も冷めてきたらしい。
貴大『わかってる?俺か可愛い小さいやつじゃなくてがっしりした包容力のあるイケメンのが好きだって。』
空葉『うん?逆にその方が可愛過ぎて、萌える。』
真顔で萌えるという僕に貴大は項垂れた。
貴大『まじか… 』
疲れ果てている貴大はどこか安心したように見えた。
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