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「も、もういいだろう。一瞬だけという約束だ」
スカートを持ち上げてくる七海の手を払って後ろを向くと、手首を取られて引き寄せられる。
ソファに座っていた七海に背中から傾れ込んでしまい、後ろからギュッと抱きしめられた。
「何言ってるんですか。これからお楽しみじゃないですか」
「お、お前…っ。まさかこの格好で…」
「逆に今しない理由あります?あーすげー肌スベスベ」
「おいっ」
言いながら七海が俺の太腿を撫でてくる。
女装親父に喜ぶとか、コイツも本当に救えない大馬鹿者だ。
いよいよ七海の将来が不安になってきた。
「可愛いです。予想以上ですげー興奮する」
「…っあ、こら――」
パクリと耳を食まれてギュッと目を閉じる。
ダメだ。
コイツに乗っかって反応などしたら、それこそ七海の思うツボだ。
「みーちゃん見て下さい。ほら、下着すごいぴったり。透けちゃいそうです」
「…あっ、み、見るな…っ」
スカートをたくし上げられて、小さな布地に押し込めたそれが膨れているのが目に入る。
男用に作られている物ではないから仕方ないのだが、口に出されて言われれば否応なく羞恥心が煽られる。
「――んっ、こら、触るな…っ」
「男に触られるための格好しておいて何言ってるんですか」
「なっ、そ、そんな意味で着たわけでは…っ」
七海の言葉にドカッと体温が上がってしまう。
恥ずかしがってはいけないと思っているのに、コイツはいとも簡単に人の心を翻弄させてみせる。
案の定俺の反応に気を良くしたように、七海の指が薄いショーツの上へと伸ばされる。
ふっくらとした形をなぞるように指先が滑り、ピクリと反応してしまう。
俺の顔のすぐ真横で七海が人の痴態を食い入るように見下ろしていて、コクリとその喉が上下したのが分かった。
七海に欲情されている。
そう気付いたらビリビリと痺れるような疼きが腰に走る。
「…あれ、みーちゃんも興奮してきました?ここどんどん苦しそうになってきてますよ」
「あ…ち、違うっ。お前が触るから…っ」
「触られたらすぐ勃たせちゃう淫乱メイドさんなんですか?ご主人様の手で大喜びですね」
「誰がご主人…ッあ!」
下着の上から指先が鈴口に触れる。
敏感な先端を摩擦するように指の腹で擦られ、こみ上げる快感に腰が跳ねてしまう。
「…あー、染みてきちゃいましたね。ほら、透けてきた。女の子みたいにすぐズルズルに下着濡らしちゃうんですね」
「あ…っ、あっ、待…ッ」
まるで女性に愛撫するかのように、敏感な鈴口だけを指で小刻みに擦られる。
そこだけを執拗に弄られ、咄嗟に内股を擦り合わせようとするがもう片方の手に足を開かされる。
「あっ、ふあ…ッ、あっ、んー…ッ」
もう見ていられず、快感に打ち震えながら堅く目を閉じる。
完全に勃ちあがってしまったそれのせいで、酷く下着が苦しい。
おまけに先端を摩擦される度に下着が張り付くほど濡れていくのが分かり、そこから卑猥な水音が漏れ出していく。
完全に七海に背を預けるような形で必死に耐えていたが、快感でビクビクと身体が痙攣し始めたのを見て取ると、スッと七海の指が離れていった。
「…っあ」
指を目で追ってしまう。
中途半端で終わってしまった快感が、身体の中で確かな疼きとしてわだかまっていく。
ぼーっとしながら七海の背に身体を預けていると、胸元を飾っていた赤いリボンがしゅるりと外された。
「エッチなメイドさん、こっちも見せてくれますか?」
言いながら七海は首元からシャツのボタンを数個外す。
開いたシャツの隙間から、男らしく骨ばった大きな手のひらが入り込んでくるのが見えた。
「――ふ…ッ」
胸の突起を摘まれる。
もう教え込まれてしまった快感が、すぐに電流のような鋭い刺激となって流れ込んでくる。
指先で転がし、押しつぶされるようにされると、裏返った声が出てしまう。
「あー…ッ、やぁ…っ」
「おっぱいもしっかりモロ感になっちゃいましたね。こんなに敏感な乳首じゃ洋服擦れる度に感じてるんじゃないですか?他の男の前で変な声出しちゃダメですよ」
「や…っ、そ、そんなわけな――」
「こんな男を喜ばせるための身体しておいて、そんな声出したらあっという間に犯されちゃいますからね」
七海は少し息を荒げてどこか責めるように口調を強める。
「俺以外は絶対に許さないですよ。みーちゃんがこの可愛いお口で媚びた声だしていいのは俺の前だけですからね」
「あっ、あっ、ひ、引っ張るなぁ…ッ」
言いながら乳首を強く引っ張られて、いやいやと頭を振る。
こういうときの七海は普段押し殺しているのが一気に出てしまうかのように、酷い独占欲をぶつけられる。
自分以外を見ることは絶対に許さないのだと、徹底的に身体に教え込むように攻められる。
「みーちゃん、返事が聞こえないですよ。一生俺だけしか見ませんって誓って下さい」
「あ…ッ、あッ、も、見ない…ッ、見ないからぁ…っ。離し――」
必死にそう言ったら七海に舌を掴まれる。
熱い指先が舌先を捉え、無理矢理外へと引きずり出された。
そこへ吸い付くように唇を寄せられる。
ちゅ、ちゅと舌を食まれるように吸われて脳が痺れる。
乳首を弄られたまま口の中まで蹂躙され、中途半端にされていた下半身が痛いほど勃起しているのが分かる。
「…っはぁ、可愛い。みーちゃん」
キスの合間に熱く掠れた七海の声が聞こえ、頭の芯まで蕩けてしまいそうな快感が背筋に駆け抜ける。
気付けば両方の手で乳首を刺激されて、ぐりぐりと捏ねられ指先で弾かれる。
「――んんー…ッ」
一気に意識が白んでいくのを感じた。
全く触れられていないはずの自身が、下着の中でドクドクと熱を吐き出したのが分かった。
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