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躾
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side ちとせ
ふわふわとした微睡みの中からだんだんと意識が覚醒する
「…う゛…」
ゆっくりと目を開けるとカーテンの隙間から差し込む光が眩しくて呻く
ゆっくりとまた目を開け眩しさに慣れ、見えた天上は知らないものだった
「どこだ、ここ」
「起きたか」
ガチャっと扉の開く音がしてそちらを見れば新藤がいた
「なんでお前が…」
「お前?」
「し、新藤…」
お前と呼ぶとギロリと睨まれ呼び直す
「ここ俺ん家」
「は?なんで?」
「お前が昨日あのまま気を失ったから」
俺にはお前呼びを許さないのに自分はお前って言うのかとは思ったがそこはなにも言わないでおく
何より 昨日 と言われて思い出してしまい羞恥と怒りで顔が熱くなったのがわかる
「俺っ帰るから!」
そう言って勢いよく起き上がろうとして
「い゛っ!!」
腰や尻に激痛が走りベッドへ逆戻りする
起き上がろうとして掛け布団がずり落ちそこで初めて自分がなにも身につけていないことに気がついた
「んなっ!?なんで裸なんだよっ!」
「なんだ?着替えさせてほしかったのか?」
にやりと笑って見てくるから
「んなわけねーだろ…っ!」
とつい怒りに任せて怒鳴ってしまい腰に響いてまた激痛に呻くことになった
そんな俺の様子を愉快そうに見ているのだから新藤はほんとうに性格が悪い
「服、返せ!」
「犬には服なんていらないだろ?」
「はあ?」
と睨みつける
「躾のなってない駄犬には仕置きだよな?」
そう言われ嫌な予感しかしなくて逃げようとするが腰が痛くて思うように動けず、何かを手に持って迫ってくる新藤を睨みながらとにかく必死に抵抗した
這ってでも逃げようとうつ伏せになった所で上に乗られ完全に動けなくされその間に首に手が回ったと思うとカチリと音がして何かが付けられた
「肌が白いと赤がよく映えるな」
上から新藤が降り自由になって首元に触れると何かがはめられている
ほらと新藤が鏡を見せてくる
「…なに、これ……」
そこには赤い首輪が付けられていた
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