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彼(?)シャツ side 斗真
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side 斗真
そういえば数学の課題があったなと思い出してちとせの鞄を持って行く
「おま…新藤は?やらねーの?」
今お前って言いかけたよなと思ったがきかなかったことにしてやる
俺は課題なんてとっくに終わっている。退屈で仕方が無い授業中にさっさとやってしまい、もう1年の問題集は全て終わらせてしまった
「終わるまで付き合ってやるよ」
「別に、1人でできるし」
ひとりでできるもんって子どもかと笑いそうになる
「コーヒーか紅茶か…あとはオレンジジュースもあったか?どれがいい?」
「…オレンジ」
やっぱり子どもだなと思いながらキッチンに行き飲み物を用意して待っているだけは暇だろうと本を持って戻る
「なぁ、何か着るもの…」
戻るとそう言われた。まぁ全裸で勉強は集中できないんだろうな。仕方ないから部屋からTシャツを1枚持ってきて渡す
「あ、あり…がと」と小声で礼を言うちとせに口元が緩む。ちとせから服を取り上げたのは俺なのに
俺が普段からよく着ているTシャツなのだがちとせが着るとだぼだぼだ。肩は見えているしワンピースみたいで太ももが際どいところまで見えている
見えそうで見えない…エロい…
そんなことを考えているとちとせが近くまで来ていて下から上目遣いで見上げてくる
「どうしたんだよ?」
これは…やばい。
「え、いや、なんでも…ない。気にするな。課題、早く終わらせないと寝れないぞ」
そう言ってソファに座り本を開くがさっきのちとせが頭から離れず集中できない
彼シャツ上目遣いはだめだろ。破壊力ハンパない
全裸よりエロいな…世の男どもがなぜ恋人に自分のシャツを着せたがるのかわかった気がする
__これからはちとせがこの家にいる時は俺のシャツを着せようと密かに決心した斗真であった__
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