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壊れた日常 レオside 1
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朝から仕事に出て、撮影も無事に終わり斎藤さんに
マンションまで送ってもらった。
「じゃ、お疲れさまでしたー。」
挨拶をして車を降りると、
「レオ!」
女装家の龍之介が追いかけてきた。
「なんやねん。着いてくんなや。」
「ヤダッ!なにその意地悪発言!竹中くんに嫌われるわよ!」
「うるさいわ。早よ嫁と仲直りしぃや。」
「まだメールの返信がないのよ・・・まだ怒っ・・あっ!
」
龍之介がスマホを操作し、破顔する。
「仲直ったみたいやな。おめでと。」
「うわ〜ん!許してくれるって!良かった〜!」
喜びのあまり、俺に抱きついてくる。
「おい、離れろって!重い!ゴツいねん、お前!」
一見華奢に見えるが、龍之介は合気道の有段者や。
腹の割れっぷりとかすごいから・・・!
マンションの住人に見られても恥ずかしいし。
キョロキョロと周りを見渡してしまう。
「レオのお陰だよ、ありがとう!」
「美味いもんは人の心を解くんやで。まぁ、ケーキ1つで機嫌直してくれてよかったやん。向こうも許す気やったってことやろ。もー、ええやろ離れろって。」
「ごめん、ごめん。つい嬉しくて。家に帰って嫁に抱きつくね!」
「ハイハイ。ほんなら次の撮影でな。」
「うん、お疲れ!」
あ〜、タケに癒されたい。
そう思いながら自分の部屋へと戻った。
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