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一夜 2
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「さて、俺も眠くなってきちゃった。寝ようぜ。」
風呂からでると手早く俺の体をふき、慣れた手つきで服を着せていく。
「や、子供じゃないんで、自分でできます。」
「いいから、いいから。今日は俺にやらせて?」
って、今まで見たこともないような甘えるような顔を向けられる。
どきっ。
って、俺の胸が弾む。
え、何これ。
どうなってんの?
来いよって、頭をぽんって叩かれて、手を引かれてベッドまで連れていかれる。
シーツぐちゃぐちゃだなー。
なんか変な汁ついてるし。
「ほら、おいで。」
って先にベッドに横になり空いてるスペースをぽんぽんと叩いて、早くおいでと促す。
なんか怖い、けど。
この甘い雰囲気に流されて、俺は課長の隣におさまって目を閉じる。
やばい。
こういう扱いが久しぶりすぎて、頭が追い付かない。
それにもう眠い。
脳が思考を停止する。
「おやすみ。」
課長の唇がおでこにちゅっと触れる。
何この、まるで恋人のような扱い。
俺はあなたに最低なことをした男なんですよ。
「おやすみなさ……い……。」
言いたいことは沢山あったけど、もう瞼が重くて何もできない。
目を閉じるとすぐに俺は眠りに落ちていった。
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