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嘘をつくのはだめなこと
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きっと俺のことについてなのだろうが、勝手に話が進むのは気に入らない…
だが、それ以上に気に入らないのは目の前の男が俺に嘘をついたことだ…
昔から煌哉は祖母に嘘をつくのはいけないことだと教えられていたためか、その受け売りでかなりの正直者であり嘘が嫌いであった
どちらかといえば、嘘が付きたくてもすぐ顔や態度に出てしまいバレる…というのが現状である
自分を放置して二人で話し込んでいることに対し次第に苛立ちはじめ雰囲気が伝わったのか、医者が無理やり話を締め一つ咳払いをした
「煌哉さん、彼が今日から君に付く式神 052 だよ」
医者が式神と紹介したのだからコイツは式神なのだろう…
チラリと見れば目が合いニコリと微笑まれる
やっぱりコイツのことは気に入らない
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