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初めての食堂にて。1
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キーンコーンカーンコーン
四限の終わる鐘とともに教室もザワザワをざわめきだす。
「はぁ〜〜長い長い……やっと終わったなぁ!」
峯岸くんがうーんと伸びをしている。
「そう?先生の話面白かったよ?」
「まじかよ、凪颯。あの先生の話が面白いとかもはやついていけていること自体すげぇわ」
「んなことより、食堂だー!レッツゴー!!」
「そうだね、何があるのかなぁ楽しみ!」
-----------------食堂へ移動中---------------
「な、なにこのでっかいところ……」
門の時も思ったけどこの学校ってなんでもかんでもほんとでっかい。
「ほら、早く行くぞー」
「う、うん!」
中もたくさんの人が賑わっていた。
「ここの食堂はタッチパネル式でタッチするとすぐに料理が出てくるシステムなんだ。」
「すごいんだね、僕何にしよっかなぁ」
「俺、唐揚げ定食うぅー!!」
「俺は、きしめんにする。」
「僕は……これだっっっ!!」
黄色のふわふわトロトロ。香ばしい香りのするデミグラスソース。しかもオレンジジュース付き。
その名も……オムライスセット!!!!
「おーい、凪颯。キャラ崩壊してんぞー」
翔汰くんの声かけにより、ハッと我に返る。
「僕、オムライスには目がなくて……」
恥ずかしくなってにへへって誤魔化すように笑った。
「……凪颯、あんま人前でむぼーびな笑い方しない方がいいぜ」
「えっ、どういう「めっちゃくちゃわっかーる!!!」
何故かを問おうとしたら峯岸くんがすごい勢いで食いついてきた。
「なぎちゃんて、こーんな平凡そうな見た目なのに笑顔破壊力ハンパないよね!マジパない!これでこそ王道!」
「わけわかんないよ?峯岸くん?」
僕には何の話かさっぱりで、首をかしげていた。
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