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後処理。2 〜氷雨side〜
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なかにあったものを掻き出し、その時に何度か熱を放ってやったおかげか、体内に染み込んでいた薬はだいぶ抜けているようだった。
いつの間にかまた気絶していて、眠ったままのそいつの手当をしている。
ガチャ
「すみません。ただいま戻りました。」
「いや、ご苦労だった。主犯は?」
「とりあえずしめておきましたが、あの生徒ら全員を退学処分にしようかと。」
「まぁそれが妥当だな……」
「あっ、これ凪颯さんの荷物です。旧体育館倉庫に置きっぱなしだったので……」
と、來がカバンを置こうとした瞬間編入生のカバンの中の携帯が鳴り響いた。
「凪颯さん、少し失礼します。」
一言断りを入れると、電話に出る。
「すみません。今は凪颯さん、電話に出られるような状態ではなくて……。そうでしたか……はい。実は……」
電話の相手は分からないが、編入生にあったことを話しているようだった。
「分かりました。こちらも落ち着き次第、凪颯さんを送り届けます。」
ピッと電話を切る。
「同室者さんからの電話でした。あと不在着信の量が凄いですね……」
「そうか。とりあえず処置は終わった。部屋に送ろう。」
そういい、立ち上がると編入生はムクリと起きた。
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