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嘔吐 2
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そのまま洗濯機の前でしゃがみこんだ
その場から去ろうと立ち上がったが立ちくらみでふらついた
「はぁ・・はぁ・・・・ケータイ・・・・」
ケータイを取りに行こうとしたが立ち上がるくらいの力も無くそのまま気を失った
「・・・・ぁさ・・・・・かぁさん・・・」
誰かが俺を揺すった
「今すぐ帰って来て!!!」
ケータイを持って叫んでる・・・・
意識が曖昧で良く分からない・・・・
「母さん、大丈夫!!?
まず、寝室に運ぶからね」
目の前には翔己がいた
「しょ・・・・き・・、学校・・・」
「さぼっちゃった
さっき、父さんに連絡したからすぐに帰って来るから」
「あり・・・・が・・と・・・・」
翔己に抱えられて寝室まで運んでくれた
まさか子供に抱えられる日が来るとは思ってもみなかった
ともが帰って来るまでに翔己がいろいろ準備してくれた
アイスノンを準備してくれたり洗濯をしてくれたりなど家事もしてくれた
「ただいま」
ともが玄関から走って帰って来た
「アキ、大丈夫か!!?
これから病院 行くぞっ!!!」
「いい、行かなくて・・・・
動きたくない・・・・吐きそう・・・・」
「少し落ち着いたら行こう?」
「明日でいいから・・・
明日俺だけで行くから・・・」
「こんな状態で一人で行かせる訳にはいかないだろ・・・」
「・・・うっ・・・わかったよ・・・」
図星で何も言い返せず、頷くしかなかった
その後、何度も吐いた
その度に、背中をさすってくれた
夕方になっても吐き気が治まることはなく、燐と恋も帰って来た
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